ボートレースはスタートで決まる

『ボートレースはスタートで決まる』
ボートレースの基本理論の一つです。

そもそも1つのレースのスタートまでの流れはこうです。ピットアウトしてコース取りからの進入。スタートラインに向けて起こして加速し、タイミングを見計らって、見えないスタートラインを大時計の黄色の針が12時から1時を指す間に通過する。スタートとはスタートラインを通過することです。

しかし上記の基本理論『スタートで決まる』のスタートは2通りの意味があります。
①スタートタイミング
②スリット隊形

①スタートタイミング
スタートタイミングが速いに越したことはありません。単純に考えて、他艇より遅れてしまうとその分ゴールするのが遅れるからです。特に内側の艇が遅れてしまうと、外側の艇に捲られることが多く、そうなると内側の艇は大抵大敗してしまいます。

図1

展開や選手の技量によっては遅れていた艇が有利なことがありますがそれは基本理論ではありませんね。

②スリット隊形
もしもインコースに入った艇が速いスタートを決めることができたとしても、2コースや3コースのスタートが遅れ、次の4コースの艇が速いスタートを決めたとき、同じスタートであったとしてもインと4コースの距離があるために、4コースの艇は角度がつけやすく、余裕を持った捲り差しを決めることが多々あります。

図2

このように、スタートさえ合わせばインが逃げれるかと言ったらそうでもなくて、2コースやその他の艇が展開のカギを握っています。

つまりボートレースはスタートタイミングとスリット隊形で決まってしまうということです。スタートを読むことが舟券作戦の基本と言えるでしょう。

チムリー
Posted byチムリー