ジュテームとガッデムとボートレース

ペラ調整の日々に全速まくり差しのスパイスを加えた逸品。チムリー特製パンチの効いたボートレースの味をお楽しみください。

笹川賞~ボートレースオールスターファン投票の今昔

2023年2月18日まで、2023年ボートレースオールスター@芦屋のファン投票は絶賛受付中であるが、その昔、ボートレース場などでのファン投票イベントでは、選手と触れ合える機会があったのをご存じだろうか。

現在のファン投票の方法は、
①パソコンまたはスマホサイトでのインターネット投票
②ボートレース場やチケットショップでのマークシートによる投票
がある。

インターネットが普及する今でも、パソコンなどを使えなくてもボートレースを楽しんでいる方のために、マークシートによる投票が設けられている。現在は、ボートレース場やチケットショップで、それぞれ決まった日にちで開催される「ファン投票の日」のみ、投票ができる。

以前は、このボートレース場などで行われたファン投票を推進するためのイベントに選手を手伝わせていた。主に土日で行われるそのイベントは、ファンイベントの一環で、事前にどの選手が参加するかはホームページで発表された。だいたい3~4名ほどの選手が選ばれ、マークシートを配布するテーブルの前に立ち、実際に手渡しで配布するというものだ。選手と話しをしたり、握手をしてもらったり、サインをもらうこともできた。

しかし現在はそのようなイベントは一切なくなった。それは、ある事件があったからだ。

2022年優秀選手は異例の選出も納得の顔ぶれに!

毎年、1年間ボートレースを盛り上げた選手たちが選出される優秀選手表彰。2021年の優秀選手、全8部門で表彰者が決定しました。

例年、グランプリ覇者が「最優秀選手」「最多賞金獲得選手」「記者大賞」の3冠を獲得するのが通説です。グランプリ覇者は1年間、賞金上位になるほど活躍してきた選手であり、グランプリ優勝で確実に賞金1位に、その活躍はもちろん注目され続けるので、その3部門の獲得は当然といえば当然のことです。

しかし、2022年は例年とは違う異例の選出となりました。

2022年グランプリを優勝したのは、白井英治選手でしたが、最優秀選手に選ばれたのは馬場貴也選手です。馬場選手はSGボートレースダービーを優勝し、おまけにGⅠ2V、GⅡまでも優勝し、グランプリ終了時点までは獲得賞金1位。それほど年間を通じて活躍し、2022年のボートレースの顔でした。

一方、白井選手は、グランプリを優勝したにも関わらず、グランプリ終了時点で獲得賞金は2位でした。いかに馬場選手が活躍していたか、いかに白井選手のSG優勝戦でのFが痛かったかが分かります。しかし、2人の賞金差はたったのおよそ106万円。グランプリ終了から12月31日まではまだ日数があり、これが2022年の賞金レースを面白くさせました。

グランプリ終了から年末まで、馬場選手は斡旋が入っていませんでしたが、白井選手は12月27日から地元徳山でお正月レース一般戦の斡旋が入っていました。12月31日までの5日間、もちろん成績と出走回数によりますが、それはもう白井選手ですから、106万円は十分追い上げ可能な日程でした。

結局、白井選手が12月30日に馬場選手の獲得賞金を超え、2022年最多賞金獲得選手となりました。

こうなると、記者大賞は誰が選ばれるのか分からなくなりましたが、2022年最も大きな話題といえばもちろん、

白井英治☆試練を乗り越え続けて頂点へ~悲願のSGグランプリ優勝おめでとう!【3】最終回

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白井英治☆試練を乗り越え続けて頂点へ~悲願のSGグランプリ優勝おめでとう!【2】 - 競艇コラム

今年はSGボートレースメモリアル@浜名湖の優勝戦でフライングしてしまったことで、入っているGⅠの斡旋のみで賞金を積み上げる他に、グランプリの出場権を得られるチャンスがなくなってしまいました。それでも賞金7位でグランプリに出場できることになったのは、何年もの間ずっと、高い目標に向かい続けることができる、人並み外れた気力と集中力を持ち合わせているからだと思います。

白井英治選手は若い時から活躍はしているのですが、なぜか常に試練が目の前に突き付けられているような、そんな苦労人のイメージがあります。だから応援したくなるし、苦労が報われるとまるで家族のことにのように喜び、感動を誘う。そんな不思議な魅力のある選手です。

グランプリ優勝は自身の夢であるのと同時に、師匠の今村豊さんが果たせなかったこととして、弟子に託した夢でもありました。勝ち上がりのインタビューで、今村さんにどういうメッセージを伝えるかと思ったら、「今村さん、やったよー!」と興奮冷めやらぬ笑顔で伝え、とても正直な感情が表れていました。

表彰式で黄金のヘルメットを被り、少しずつ実感や重みが湧いてきたころ、ゲストとして登場した今村さんにヘルメットを被せてあげたとき、そしてその時の今村さんのコメントに、師弟の美しいドラマを見せてもらっているような感動を覚えました。

今村さんは白井選手を、「最高の弟子です。日本一の弟子です」と称えました。自身と師匠の夢を叶えた白井選手は今後、新しい夢を見つけてまた頑張ると言っていました。フライングのペナルティのため、来年のグランプリ出場が厳しいと言われていますが、それでも白井選手は、来年もグランプリの舞台に戻ってくることを宣言しました。白井選手の試練は休まることなく続きます。

そして、グランプリを優勝したのに、まだ今年最後の試練が残されています。

白井英治☆試練を乗り越え続けて頂点へ~悲願のSGグランプリ優勝おめでとう!【2】

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白井英治☆試練を乗り越え続けて頂点へ~悲願のSGグランプリ優勝おめでとう!【1】 - 競艇コラム

白井英治選手のSG初優出は、2001年のダービーで25歳のとき。若い時からSGで活躍し、何度も優出していましたが、SGを獲るまでは少し時間がかかりました。

2014年のSGボートレースメモリアル@若松で、.00のタッチスタートを決めた2コース捲りでの勝利は、完全に自力でもぎ取ったSG初優勝。とても感動したことを覚えています。

このブログで、白井選手を目の前で見た記録がいくつかありますが、中でも印象に残っているのは、その2014年SG初優勝の2節後、GⅠ徳山クラウン争奪戦の最終日のことです。帰りに徳山駅前にいた白井選手に勇気を出して声を掛けたら、「お疲れ~っす!」と気さくに笑顔で応えてくれたのです。いつも険しい表情をしている印象だっただけに、その意外な素顔に、一気にファンになってしまいました。

徳山クラウン最終日を楽しみまくったせいでこんなに長い文章に。 - 競艇的雑談


2007年以降は毎年平均6以上ものSGにコンスタントに出場している白井選手ですから、悔しいことは何度となく経験しているに違いありません。

白井英治☆試練を乗り越え続けて頂点へ~悲願のSGグランプリ優勝おめでとう!【1】

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白井英治選手について語る前に、グランプリの舟券について反省させてください。

今年2022年のSGグランプリを優勝するのは、馬場貴也か白井英治だ!

とグランプリ前から (独り言で) 言っていたのに、馬場の2着を当てることができずゴメンナサイ。馬場のトライアル最後、2着条件のところを1着で勝ち上がったのは、賞金1位の意地とプライド。それが優勝戦でも途切れませんでした。強かったです。舟券的に私は、2号艇の原田幸哉と3号艇の深谷知博に気が行っていたので、馬場を入れてたら磯部誠を切ってました。いずれにしても取れてなかったです。

レースのキーマンは原田幸哉でしたね。

原田は同期の瓜生正義のSG初優勝を、2マークで松井繁にダンプしてアシストしたことがある人。情に厚い人なのです。原田の方が白井より少し先輩ですが、同じ時代からSGで活躍し続けてきた二人ですから、原田の1マークの深谷を牽制するようなターンは、白井の逃げをアシストしたように見えました。それがなくても白井は逃げていたでしょうけどね。

そして2周2マーク、今度は磯部と馬場が競っているのを後ろで見ていた原田が、磯部にダンプを仕掛け、馬場を2着にアシスト。原田も地元でグランプリ初優勝が懸かっていましたから、本当にアシストしたかどうかは分かりませんが、なんか勝手にそう思っちゃいました。

それでは、白井英治選手について語っていきたいと思います。