松井繁、田村隆信が2023年1月に全階級制覇を達成!~全階級制覇の難しさ
2023年02月27日 公開
ボートレースの「全階級制覇」とは、SG、PGⅠ、GⅠ、GⅡ、GⅢ、一般戦の6つのグレードのレースを全て優勝すること。PGⅠが新しくグレードに加わったのが2014年度なので、それ以降の記録である。
松井繁選手は、2023年1月15日にボートレースびわこで行われたPGⅠ「BBCトーナメント」で優勝し、全階級制覇となった。また、田村隆信選手は、同年1月21日にボートレース徳山で行われたGⅡ「徳山モーターボート大賞」で優勝し、全階級制覇となった。
それまで全階級制覇を達成した選手は、今村豊さん、田頭実選手、今垣光太郎選手がおり、田村選手は5人目である。
全階級制覇を達成するには、女子選手はかなり厳しい。70年余りもの長いボートレースの歴史の中で、女子選手がSGを初めて優勝したのが昨年の出来事。その優勝者、遠藤エミ選手はあとGⅠを優勝すれば全階級制覇となる。ここ数年は、近畿地区選と地元周年のびわこ大賞に出場しているが、それ以外のGⅠを走る機会が男子選手と比べて少ない。周年記念の年間開催回数自体は多いが、女子選手の斡旋がないものもあり、出場機会は少なく、一般的には女子選手のGⅠ覇者への道は厳しい。
過去には、地区選を優勝した山川美由紀選手や周年記念を優勝した平山智加選手がいるので、遠藤選手の実力であればGⅠ優勝の可能性は大いにある。
女子選手にとって、SGとGⅠの優勝の難しさを考えると、現時点では遠藤選手しか全階級制覇の可能性はないと言っても過言ではない。
ここから先は男子選手を想定して話を進めることにするが、全階級制覇を達成するうえで、優勝が難しいグレードが女子選手とは違う。それは、
SGを何度も優勝している松井選手や田村選手が最後まで残したPGⅠとGⅡだ。女子選手だと、PGⅠはレディースチャンピオン、クイーンズクライマックスがあり、GⅡはレディースチャレンジカップ、レディースオールスターがある。ここを優勝できる実力者でないとSGには到底出場できないので、女子選手はこれらのグレードが最後まで残ることはないだろう。
そこで男子選手だと、SGにコンスタントに出場するくらいの実力の持ち主であれば、先に書いたように開催も斡旋も多いGⅠ優勝は難しくない。しかしまれに、GⅠを優勝するよりも先にSGを優勝する選手がいる。馬場貴也選手がそうであったし、椎名豊選手は未だにGⅠは優勝してないが、しばらくはGⅠ斡旋が多いだろうから、いずれ優勝できるだろう。
SGとPGⅠは、選出基準をクリアできるように成績を残せば出場機会を得ることができる。しかし、SGとPGⅠでは開催の回数が全く違う。SGは年間8回、PGⅠはBBCトーナメント1つか、マスターズチャンピオンまたはヤングダービーを加えた2つであり、出場のチャンスすら少ない。
GⅡとGⅢについては斡旋されないと出場できないが、GⅡは年間8回前後、GⅢは年齢を問わない企業杯だけで24回前後開催されるので、GⅡはPGⅠ同様に出場のチャンスが少ないために、優勝を手にするのが難しい。
このように、数少ないチャンスをものにできる選手が全階級制覇をすることができると言えるだろう。それは男女問わずに言えることでもある。
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松井繁選手は、2023年1月15日にボートレースびわこで行われたPGⅠ「BBCトーナメント」で優勝し、全階級制覇となった。また、田村隆信選手は、同年1月21日にボートレース徳山で行われたGⅡ「徳山モーターボート大賞」で優勝し、全階級制覇となった。
それまで全階級制覇を達成した選手は、今村豊さん、田頭実選手、今垣光太郎選手がおり、田村選手は5人目である。
全階級制覇を達成するには、女子選手はかなり厳しい。70年余りもの長いボートレースの歴史の中で、女子選手がSGを初めて優勝したのが昨年の出来事。その優勝者、遠藤エミ選手はあとGⅠを優勝すれば全階級制覇となる。ここ数年は、近畿地区選と地元周年のびわこ大賞に出場しているが、それ以外のGⅠを走る機会が男子選手と比べて少ない。周年記念の年間開催回数自体は多いが、女子選手の斡旋がないものもあり、出場機会は少なく、一般的には女子選手のGⅠ覇者への道は厳しい。
過去には、地区選を優勝した山川美由紀選手や周年記念を優勝した平山智加選手がいるので、遠藤選手の実力であればGⅠ優勝の可能性は大いにある。
女子選手にとって、SGとGⅠの優勝の難しさを考えると、現時点では遠藤選手しか全階級制覇の可能性はないと言っても過言ではない。
ここから先は男子選手を想定して話を進めることにするが、全階級制覇を達成するうえで、優勝が難しいグレードが女子選手とは違う。それは、
SGを何度も優勝している松井選手や田村選手が最後まで残したPGⅠとGⅡだ。女子選手だと、PGⅠはレディースチャンピオン、クイーンズクライマックスがあり、GⅡはレディースチャレンジカップ、レディースオールスターがある。ここを優勝できる実力者でないとSGには到底出場できないので、女子選手はこれらのグレードが最後まで残ることはないだろう。
そこで男子選手だと、SGにコンスタントに出場するくらいの実力の持ち主であれば、先に書いたように開催も斡旋も多いGⅠ優勝は難しくない。しかしまれに、GⅠを優勝するよりも先にSGを優勝する選手がいる。馬場貴也選手がそうであったし、椎名豊選手は未だにGⅠは優勝してないが、しばらくはGⅠ斡旋が多いだろうから、いずれ優勝できるだろう。
SGとPGⅠは、選出基準をクリアできるように成績を残せば出場機会を得ることができる。しかし、SGとPGⅠでは開催の回数が全く違う。SGは年間8回、PGⅠはBBCトーナメント1つか、マスターズチャンピオンまたはヤングダービーを加えた2つであり、出場のチャンスすら少ない。
GⅡとGⅢについては斡旋されないと出場できないが、GⅡは年間8回前後、GⅢは年齢を問わない企業杯だけで24回前後開催されるので、GⅡはPGⅠ同様に出場のチャンスが少ないために、優勝を手にするのが難しい。
このように、数少ないチャンスをものにできる選手が全階級制覇をすることができると言えるだろう。それは男女問わずに言えることでもある。
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