白井英治☆試練を乗り越え続けて頂点へ~悲願のSGグランプリ優勝おめでとう!【3】最終回
2022年12月26日 公開

今年はSGボートレースメモリアル@浜名湖の優勝戦でフライングしてしまったことで、入っているGⅠの斡旋のみで賞金を積み上げる他に、グランプリの出場権を得られるチャンスがなくなってしまいました。それでも賞金7位でグランプリに出場できることになったのは、何年もの間ずっと、高い目標に向かい続けることができる、人並み外れた気力と集中力を持ち合わせているからだと思います。
白井英治選手は若い時から活躍はしているのですが、なぜか常に試練が目の前に突き付けられているような、そんな苦労人のイメージがあります。だから応援したくなるし、苦労が報われるとまるで家族のことにのように喜び、感動を誘う。そんな不思議な魅力のある選手です。
グランプリ優勝は自身の夢であるのと同時に、師匠の今村豊さんが果たせなかったこととして、弟子に託した夢でもありました。勝ち上がりのインタビューで、今村さんにどういうメッセージを伝えるかと思ったら、「今村さん、やったよー!」と興奮冷めやらぬ笑顔で伝え、とても正直な感情が表れていました。
表彰式で黄金のヘルメットを被り、少しずつ実感や重みが湧いてきたころ、ゲストとして登場した今村さんにヘルメットを被せてあげたとき、そしてその時の今村さんのコメントに、師弟の美しいドラマを見せてもらっているような感動を覚えました。
今村さんは白井選手を、「最高の弟子です。日本一の弟子です」と称えました。自身と師匠の夢を叶えた白井選手は今後、新しい夢を見つけてまた頑張ると言っていました。フライングのペナルティのため、来年のグランプリ出場が厳しいと言われていますが、それでも白井選手は、来年もグランプリの舞台に戻ってくることを宣言しました。白井選手の試練は休まることなく続きます。
そして、グランプリを優勝したのに、まだ今年最後の試練が残されています。
グランプリを優勝して、白井選手は賞金2位になりましたが、1位の馬場貴也選手との差はわずか106万円ほど。馬場選手はもう今年レースがありませんが、白井選手は12月27日から始まる地元徳山の一般戦があり、今年の賞金1位になれるかどうかが懸かっています。2022年最後の最後まで目が離せません。
ちなみに、グランプリの制度が変わった2014年以降で、トライアル1stからの優勝は、2014年白井選手が1号艇で敗れたときに優勝した茅原悠紀選手、昨年2021年の瓜生正義選手についで3人目でした。それほど難しいことをやってのけた優勝でもありました。
白井英治選手☆
グランプリ優勝おめでとうございました!
これからも勇気と感動をファンに与えるレースを見せてください!
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