遠藤エミ☆女子初SGグランプリ出場!全力で応援します!
2022年12月03日 公開

2022年ボートレース界の一番の話題は何と言っても遠藤エミ選手の史上初女子SG優勝ではないだろうか。
近年、男女混合戦で優勝する女子選手は増えており、男子と互角に戦えるだけの技術を多くの女子選手が持てるようになった。日高逸子選手、山川美由紀選手、寺田千恵選手など女子選手の地位を築き上げてきた女子選手たちが、男社会で想像を絶する苦労をしてきた時代と比べると、今は女子選手の数が増え、男子と女子が共存してボートレース界を盛り上げていかなければいけない時代になった。
男子と女子が同じ土俵で戦い、女子選手が男子選手を負かすことが多くなってきたとは言え、それでも男子と女子とでは筋肉量などの体格差があるので、女子選手の方が軽いからといって簡単に勝てる競技ではない。そう考えれば、女子選手がこの先、遠藤選手に続けとばかりにドンドンSGを優勝できるかと言うと、そうはならないかもしれない。
遠藤選手がSGを優勝するまでのレースで印象に残っているものがある。2021年の12月に鳴門で行われたBBCトーナメントでの優出である。
BBCトーナメントというのは、1月から12月までのSG競走、PG1競走などの優勝者に出場資格が与えられるので、強豪揃いな上、準決勝の3回戦まで4着以下なら敗退というルールで争われる。その中で遠藤選手は優出し、優勝戦の枠番抽選で6号艇を引いてしまうも、大外から4着へと食い込んだ。優出メンバーはSG覇者が4人いたが、もう1人は同滋賀支部の後輩でありながら、周年記念のGⅠ5勝と一歩先を行く実績を持つ丸野一樹選手だった。この優勝戦で優勝したのが丸野選手だったこともあり、この経験が遠藤選手にとってさらに刺激となり、SGで成績を残したい気持ちが一層強くなったに違いない。
遠藤選手の唯一の弱点は、エンジン整備にある。遠藤選手はSG覇者の男子選手相手でも負けない旋回技術は持っているのに、残念ながらエンジンが出ていないことが多い。
優勝したSGボートレースクラシックで引いたモーターは、原田幸哉選手が良い評価をするほどのモーターだったから優勝できたと言っても過言ではない。
先日行われたSGチャレンジカップ@鳴門では、いろいろな人にアドバイスもらって調整しているとコメントしながらも、結果を出せたのは3日目の後半レース。もう少し早ければと思うことが多々あるのだ。
今後もSGに出場し続けるであろう。馬場貴也選手に習って、エンジンを早く仕上げる術を身に着け、SGに出場するだけでなく、準優常連になってほしいと思う。
今月13日から大村で開催されるSGグランプリ。SGボートレースクラシックを制した発祥の地大村で、また歴史を塗り替えることになる。
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