ファン待望のミッドナイトボートレースはこう実現した【1】
2021年11月16日 公開
以前私は4回シリーズで、『無観客開催はミッドナイト“競艇”を実現する材料になるのか』というコラムを書いた。投稿してからちょうど1年半後の2021年10月20日、ついにボートレース界でもミッドナイトが初開催となった。
コロナ禍の世の中になった“お陰”で急速に発展できた業界やサービスは多い。このミッドナイトボートレースも、コロナ禍の無観客開催がミッドナイト実現に向けての判断材料となり、その成果がそれを実現する後押しになったことは確かであろう。
ミッドナイトボートレースを開催すると発表されてから、競輪やオートレースのように通常開催と異なるレース形態になるのか、時間は何時になるのかなど、具体的にどのように行われるのかに注目が集まっていた。初開催の2021年10月20日~25日@下関のミッドナイトボートレースは次のように開催された。
競輪やオートレースと同じなのは無観客開催ということだけであり、競輪やオートレースが通常開催と異なるレース数、夜間のみの時間帯で行われるのに対し、ボートレースは通常開催と変わらないレース形態で行われた。つまり、6艇立て、1日のレース数は12R、準優3R制の6日間開催だったので、選手の斡旋人数も通常と変わりはなかった。時間帯は、1Rスタート展示開始が17:00、最終12R締切が21:54だったので、夕方から夜遅くにかけての開催だった。ただ、ナイターとの違いとしては、準優勝戦が10R、11R、12Rで行われた。
初開催は下関だったが、
コロナ禍になる前からボートレース業界もミッドナイト開催を希望するファンの声があるだけでなく、具体的に開催実現に向けて動いていたに違いない。というのも、2010年度まで落ち込んでいたボートレース人気も、その後は回復したばかりか、むしろ人気が高まっている状況だったことと、すでにミッドナイトを開催している競輪やオートレースの売り上げが堅調であり、且つボートレースは競輪やオートレースよりも売り上げが高いこと。これらを踏まえると、ミッドナイトを開催する日は遠くはなかったはずである。
コロナ禍の世の中になった“お陰”で急速に発展できた業界やサービスは多い。このミッドナイトボートレースも、コロナ禍の無観客開催がミッドナイト実現に向けての判断材料となり、その成果がそれを実現する後押しになったことは確かであろう。
ミッドナイトボートレースを開催すると発表されてから、競輪やオートレースのように通常開催と異なるレース形態になるのか、時間は何時になるのかなど、具体的にどのように行われるのかに注目が集まっていた。初開催の2021年10月20日~25日@下関のミッドナイトボートレースは次のように開催された。
競輪やオートレースと同じなのは無観客開催ということだけであり、競輪やオートレースが通常開催と異なるレース数、夜間のみの時間帯で行われるのに対し、ボートレースは通常開催と変わらないレース形態で行われた。つまり、6艇立て、1日のレース数は12R、準優3R制の6日間開催だったので、選手の斡旋人数も通常と変わりはなかった。時間帯は、1Rスタート展示開始が17:00、最終12R締切が21:54だったので、夕方から夜遅くにかけての開催だった。ただ、ナイターとの違いとしては、準優勝戦が10R、11R、12Rで行われた。
初開催は下関だったが、