チルト3度組はいま~菅章哉の大捲り優勝はこれぞチルト3度の破壊力

阿波勝哉でさえもチルト角度を3度にすることがなくなった現代ボートレースでは、捲りで優勝するということは難しいと、マスターズチャンピオンを捲り差しで優勝した原田幸哉は言った。

原田幸哉が優勝者インタビューでそう言った同じ日、ボートレース唐津の優勝戦では、チルト3度での大捲り優勝があった。優勝したのは、徳島支部4571菅章哉。菅は2020年3月にF3を犯してしまい、それを未だに引きずって2期連続のB2だが、現在の勝率は7点台に乗っており、来期はA1復帰となるだろう。



かつてチルト3度で走っていた選手と言えば、私が知っているだけで、3244後藤道也、3347矢後剛、3398有田岳、3852澤大介、4365盛本真輔がいるが、もうこれらの選手のチルト3度は見られない。と思う。

菅章哉が今年優勝している他の2回は、いずれも4コースからで、捲り差しと捲りで優勝している。捲りで優勝するのが難しいとされている現代ボートレースで、新しい風(逆に古い風?)を吹かせてほしい。

チムリー
Posted byチムリー