女子選手がSGを獲るために必要なこと〜鵜飼菜穂子と峰竜太の共通点〜

鵜飼菜穂子さんが引退レース直後のインタビューの中で、女子選手に活を入れる場面があった。

鵜飼菜穂子さん。女レジェンド、引退【2】 - 競艇コラム - ジュテームとガッデムとボートレース

そのインタビューを今の女子選手のどれだけの人数が見たのか、見た選手がどう感じたのかは定かではないが、少なくとも、「もっと成績を伸ばしたい」「賞金をたくさん稼ぎたい」「SGに出場したい」という意識の高い選手は、気合いが入ったに違いない。

鵜飼さんは第一線で活躍した女性レーサーのパイオニアであり、ボートレース界における女性の社会進出や男女平等を自身の手で切り拓いてきた。かつての男社会の中で、私などが計り知れないほどの苦労をされ、そのおかげで今の女子レーサーの地位があるのは言うまでもない。

鵜飼さんの功績はそんなジェンダーの問題に言及されがちなところがあるが、インタビューでは、純粋に『仕事で結果を出すために何をしてきたか』を話されていた。

実はそれは、皇艇・峰竜太選手が、女子選手がSGを獲るために必要なこととして、平山智加選手と大山千広選手にアドバイスしたことと共通する部分が多かったのだ。


総合力がある人が勝つ────

ターンだけでも整備だけでもなくて、メンタルだけでもエンジンだけでも運だけでもない、総合力がある人がSGを勝っていく。

気持ちが足りていない────

そこに向かうメンタルは、できていないところに目を向ける高い意識が必要である。

S遅れ一つとっても、起こし位置や秒数の合わせかた、進入のつきあい方など原因をとことん追求して修正する。
ターンで握り過ぎているのなら、差しの角度や幅を分析し、ターンの技術を上げていく。

相手に対しては、心から勝てないと思ったら絶対に勝てない。平山智加で言えば、「私は記念ウィナーです」という自信を持てばいい。

例えば、絶妙な捲り差しが決まったときは、「展開です」と答えるんじゃなくて、「天才です」と言うような、調子に乗るくらいがいい。

レースにおいて、追いかけられていても、後ろは見ない。失敗したレースは、悪いイメージを植え付けないようにするため、見ない。気持ちいいレースは何回でも見る。といったメンタルトレーニングで徹底的にメンタルの強化をすることも必要だ。

つまり、SGを獲るためには総合力が必要だが、そこに到達するためには、自分の悪い部分やできていない所に目を向けて修正し技術を高めるていく努力と、具体的な目標を掲げ邁進し続けられるだけのメンタル、熱く強い気持ちが絶対不可欠だということだ。

現在、開催真っ只中のSGボートレースクラシック@福岡に参戦中の平山智加、平高奈菜の2名の女子選手は、どんな奮闘ぶりを見せてくれるのか。一節間しっかりと応援していきたい。
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チムリー
Posted byチムリー