今村豊さん、ありがとうございました。

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2020年10月8日、2992今村豊さんが選手を引退されました。

1981年5月徳山でデビュー。デビュー戦でいきなりの1着を飾り、このデビュー節で初優出3着。そのデビューした徳山の地で、2020年9月28日G1ダイヤモンドカップ最終日5Rでの5着が引退レースとなりました。

59歳、A1級でしかもG1競走で選手生活に幕を下ろすという、まだ第一線で活躍されていた今村豊さん。選手生活39年5カ月の生涯勝率は7.76という高勝率。SG優勝は7回、G1競走では48回の優勝、通算勝利数は2880勝、通算優勝回数は142回で生涯獲得賞金は29億円にも上りました。記録にも記憶にも残る真のレジェンドです。

デビューから2年11か月、弱冠22歳で、笹川賞@浜名湖にてSG初優勝を果たします。艇界のプリンスと呼ばれ、超絶な人気を博しました。

努力型天才【今村豊】MB記念2度目の優勝 - 競艇コラム - ジュテームとガッデムとボートレース

「プロペラより技術」という主義で、全速ターンでツケマイを決める、ターン技術に革命を起こしました。「おまえがずっとターンの練習しているから他の選手が試運転に出られへんやないか!」と野中和夫さんがボートで追っかけてきて水面上で怒ったというのはあまりにも有名な話です。しかも今村さんはそこで初めて野中さんとじゃべったとか。ターンの練習をして燃料を使いまくるので、場の人にも注意されたことがあるそうです。レースの時間以外はターンの練習をすることは弟子たちにも強く言い続けました。

私のこのブログには、今村豊さんの言葉をたくさん載せさせていただきました。今村豊さんは人格者であり、ボートレースに対する正義を常に貫かれていた方だと思います。人間的にも素晴らしい方だと伺っています。私は選手ではないのに、とても勉強させていただきました。

今村豊という人格者「実るほど頭を垂れる稲穂かな」 - 競艇コラム - ジュテームとガッデムとボートレース

加藤峻二さんがボートレース創成期の時代を作り、今村豊さんがターンの革命を起こしました。最低体重が52kgへ引き上げられるこの11月を前に引退を決めたそうですが、ボートレースはそれまでいろいろな改変がなされ、その歴史の中に今村豊さんはいました。ボートレースの大きな時代が終わってしまった寂しさを感じざるを得ません。


時代の融合♂競艇名人戦@徳山 - 競艇コラム - ジュテームとガッデムとボートレース


今村豊さんへ
これからはゴルフをしたり、奥様とたくさん出かけられたりしながら、好きなことをしてのんびり過ごしていただきたいと思います。また、ボートレースに関わることがありましたら、応援したいと思います。ファンにもボートレースを教えてくださって、ありがとうございました。

(スポニチとデイリーは裏一面で取り上げた今村豊さんの引退)
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チムリー
Posted byチムリー