池田浩二の強さが、強くなった。
2013年04月22日 公開
先日行われたSG総理大臣杯。優勝-池田浩二。優勝戦1号艇で乗艇し、インコースからトップスタートを決め、他を寄せ付けず優勝に輝いた。これで総理大臣杯は2度目の制覇となった池田浩二。2011年の賞金王であり、「今最も強い選手の一人」であるというのは誰もが認めるところだけれど、その強さが変わってきたように思えるのだ。
池田のレーススタイルはいつも、クリーンでありスマートであり鮮やかさと美しさを持ち、かつ強いと言ったところだ。インはもちろん中枠だろうが外枠だろうが、想像するには鮮やかな捲り差しか。どこからともなく飛んできて差し抜けていきそうであるから大外コースでも舟券は頭で勝負なんてことも。
ところで先日行われたSG総理大臣杯の節間成績を見てみよう。22223111。文句なしのオール3連対である。コメントを取り上げてみると、前検は「回転が合っていなかった」ようだが、それ以降は「伸び型で本体は大丈夫」「変わらず足はいいです」「回り足よく乗りやすいね」「本体がいい。スリット近辺は○」などポジティブなコメントが出ている。ちなみにこの時のモーターの2連対率は42.4%。前検タイム4位。
上記にあるように池田のレーススタイルには、しつこさよりも鮮やかさが印象にある。競っても上手いので大敗はあまり見受けられないが、1着本数を量産する選手であったはずである。過去の節間成績を見てみよう。例えば…
池田・瓜生の年だった2011年の5月SG笹川賞@尼崎の節間成績:31112111
その翌年、低調だった2012年の9月GⅠ大渦大賞@鳴門の節間成績:15111311
ところが今年の総理杯は2着を量産。舟足が足りないとか必死の2着ではない。無理をしない堅実な走りが生んだ着順である。
池田のトレードマークといえばあの勝利者インタビューのマイクの持ち方!ではなく、ネガティブコメントだったはず。舟足があるのに「出ていません」のオンパレードは、逆に『池田を買え』的なメッセージと受け取っていたファンも少なくない。それがここ最近は悪いコメントはほとんどなく、良いコメントつまり正直なところのコメントを出すようになったのだ。
このように最近の池田にはレースにも気持ちにも余裕が出てきたのではないかと思う。賞金王を制してから低調な一年を過ごした。今年以降また次のステップとして池田浩二はどんな進化を遂げていくのだろうか。その余裕に浸り過ぎることなく、余裕の強さでまた豪快で爽快なレースを期待したい。
池田のレーススタイルはいつも、クリーンでありスマートであり鮮やかさと美しさを持ち、かつ強いと言ったところだ。インはもちろん中枠だろうが外枠だろうが、想像するには鮮やかな捲り差しか。どこからともなく飛んできて差し抜けていきそうであるから大外コースでも舟券は頭で勝負なんてことも。
ところで先日行われたSG総理大臣杯の節間成績を見てみよう。22223111。文句なしのオール3連対である。コメントを取り上げてみると、前検は「回転が合っていなかった」ようだが、それ以降は「伸び型で本体は大丈夫」「変わらず足はいいです」「回り足よく乗りやすいね」「本体がいい。スリット近辺は○」などポジティブなコメントが出ている。ちなみにこの時のモーターの2連対率は42.4%。前検タイム4位。
上記にあるように池田のレーススタイルには、しつこさよりも鮮やかさが印象にある。競っても上手いので大敗はあまり見受けられないが、1着本数を量産する選手であったはずである。過去の節間成績を見てみよう。例えば…
池田・瓜生の年だった2011年の5月SG笹川賞@尼崎の節間成績:31112111
その翌年、低調だった2012年の9月GⅠ大渦大賞@鳴門の節間成績:15111311
ところが今年の総理杯は2着を量産。舟足が足りないとか必死の2着ではない。無理をしない堅実な走りが生んだ着順である。
池田のトレードマークといえばあの勝利者インタビューのマイクの持ち方!ではなく、ネガティブコメントだったはず。舟足があるのに「出ていません」のオンパレードは、逆に『池田を買え』的なメッセージと受け取っていたファンも少なくない。それがここ最近は悪いコメントはほとんどなく、良いコメントつまり正直なところのコメントを出すようになったのだ。
このように最近の池田にはレースにも気持ちにも余裕が出てきたのではないかと思う。賞金王を制してから低調な一年を過ごした。今年以降また次のステップとして池田浩二はどんな進化を遂げていくのだろうか。その余裕に浸り過ぎることなく、余裕の強さでまた豪快で爽快なレースを期待したい。