西川昌希~八百長で現金受け取り逮捕~独自解説

元ボートレーサーの西川昌希は、2019年7月2日にボートレースびわこで行われたG3イースタンヤング最終日、故意に自分の着順を下げ、親族が儲けた600万円のうち、半分の300万円を見返りに受け取ったとして、2020年1月8日逮捕されました。金に困った西川昌希から八百長を持ち掛け、またレースに不正にスマホを持ち込んでいたとされ、2020年3月19日の初公判で認めています。

さらに他にも18ものレースで故意に負け、合わせて3425万円の見返りを受け取ったとして、2020年1月28日に再逮捕されました。インからわざと負けた三国のあるレースでは、3連単396・5倍の高配当でした。

再逮捕容疑のレース一覧
【毎日新聞 2020年1月29日掲載】

さらに、容疑者である親族の男は、2016年2月ごろから2019年9月ごろの3年間に、合計で6億円の掛け金に対して3億円の配当を受け取っていたとされ、3億円の利益を得ていたということです。これについて親族の男は、所得を隠し所得税を脱税したとして、所得税法違反で追起訴される見込みです。

私は西川昌希の引退について、前編と後編に分けて2つの記事を書きました。この終わりに八百長疑惑があることは少し触れましたが、私はあまり信じていませんでした。しかし、金の動きから国税に八百長がバレたことで引退したという事実は、西川本人の著書に記されています。

西川昌希が電撃引退するも、どうしても書きたかったことがある。【前編】 - 競艇コラム - ジュテームとガッデムとボートレース

西川昌希が電撃引退するも、どうしても書きたかったことがある。【後編】 - 競艇コラム - ジュテームとガッデムとボートレース




記事では、西川昌希の生い立ちにも触れました。一緒に逮捕されたのは親族です。こういう環境で育った人が、年収の高いボートレーサーになると、どんな人が接触してくるか。西川の場合は、“育ての親であるヤクザ”という近い親戚でしたが、遠い親族だと言って近寄ってくる人、ヤクザ暴力団関係、反社会的勢力。こういった人たちがボートレーサーを利用して金を集めようとするでしょう。YouTubeなどで不特定多数と交流しているボートレーサーは、近付いてくる人の中にそういう人たちが紛れている可能性が高いと危機意識を持つ必要があります。

また、育ちの悪い人は、犯罪を犯すことが悪いことだとは思わなかったり、平気で犯罪を犯す人が身近にいたりして、社会的モラルが欠如しています。そういう人が業界に入ってこないように、競艇学校の入学試験として身辺調査を行うことと、調査の結果、問題なく入学できた人に対して、悪の道に走らないように建前や理想論だけではない赤裸々な道徳教育を強化すべきなのではないかと思います。

西川昌希の引退に、怒りを抱いていた選手もいるようです。辞めて幕引きを図るのではなく、八百長が事件として明るみに出て、処分されてほしいと思っていたに違いありません。

公正かつ安全で、選手たちも気持ちよくレースができるボートレース界になってほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます♪
↓ブログランキングにクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 公営ギャンブルブログ 競艇へ
チムリー
Posted byチムリー