篠崎仁志。最強の兄弟レーサーへ。

失礼だけど、篠崎仁志選手がこんなに早く出世するとは全然思っていなかった。しかし今年に入ってから、SG笹川賞に出場してから、GⅠのあっせんもあって活躍の場があっただけでなく優勝戦に乗ることもあり、若手の中ではそこそこ成績も収めて名を売っていた。

新鋭王座決定戦の出場選手が発表された当初は、今年の新鋭リーグを盛り上げた桐生順平選手と秋元哲選手の一騎打ちまで言われていた。そこにおまけ的存在で篠崎仁志選手の名前が挙がっていただけで、ボートレース桐生で開催ということもあってか、関東勢の名前が多く取りだたされていた。しかし新鋭王座の直前になると、さらに篠崎仁志選手の今年に入ってからの好調ぶりや、インコースの連続勝利の記録の話題も出て、ますます注目されることとなった。

最後の新鋭王座決定戦。GⅠ覇者として相応しい人物が必ず勝つものだと思っていたし、篠崎仁志選手はその風格すらすでに携えていた。優勝戦での1号艇というプレッシャーもなんのその。危なげないレースで余裕のイン逃げを決めてやはり貫録通りの圧倒的な逃げを決めた。

それで終わっていてはただの人。そうでないのが篠崎仁志選手だ。地元福岡の周年記念GⅠチャンピオンカップでは優勝戦に1号艇で乗れただけでもう新鋭としては凄い成績だが、西田靖選手の叩いたプロペラをそのままにスーパーピット離れで今節戦い続けた湯川浩司選手が6号艇にいたものだから、進入の深さなど不安材料はたくさんあった。

しかしこの節の篠崎仁志選手は優勝戦前の3走連続.12のスタートで揃っていた。地元の水面で見えているスタート。同じスタートができれば優勝は堅い。優勝戦ではやはり6号艇の湯川浩司選手が前付けで2コースに入ったが、それを関係なく自身でやはり.12のスタートを決めて優勝したのだった。また福岡で新たなスターが誕生した。

兄の篠崎元志選手がSG優勝戦のまさかのフライングで来年は辛抱の年になるが、今年最後に賞金王決定戦に出場する。篠崎仁志選手、弟は兄貴に追いつけ追い越せで、ただいま開催中の宮島のGⅠと津のSGチャレンジカップで勝負をかけている。飛躍の年にもう兄弟で賞金王決定戦の12人に進むことが実現するのだろうか。チャレンジカップまで篠崎仁志選手からは目が離せない日々が続きそう。

そして今流行の兄弟レーサーとしては文句なしの最強の兄弟だ。弟としては今まで苦しい立場にいたに違いないが、この福岡の優勝で兄との距離を大幅に縮めた。往年の兄弟レーサー林兄弟のように、2人ともがSGで活躍する平成の林兄弟に近い将来なるだろう。さて今年賞金王に出場するかどうかは置いといて、来年は兄の篠崎元志選手なんて追い抜いて、仁志の年だと言わしめてほしいと思っている。

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チムリー
Posted byチムリー